「CGの煙や水はリアルではあるが「演技」をしていない。確かに、いまあるソフトを使えば煙や水を簡単に描けるが、
そこには「演技」がない。熟練したアニメーターの描いた水や煙には、それがある」<押井守

 ディジタルの騎手ともてはやされた監督ですが、色々インタビューを観てると、彼にとってディジタルというのは、効果に関してのみであり、それによって新しいものを作り出そうとしているのではないことに気付かされます。大切なのは、先ず生の映像。それをどう演技を殺さずにディジタル化できるか。そこにあるのでは?