今日スーパーでサンマが一尾60円で売っていたので、5尾ばかし買ってきました。2尾を塩焼きに、3尾を醤油漬けにしてゆっくり食べようという計画。
 それで今日は先ず塩焼き。あらかじめ徹底的に塩を擦り込んでおき、10分ほど焼き、ほどよく塩が焦げたサンマの身に多量の大根おろしを乗せて、かぼすの汁を搾っていただきました(醤油は使わず)。なんと言っても、ワタを大根おろしにくるんで食べる時の美味さは格別!
 それで食べてる内にいくつか考えたこと。
 多分、私が日本人に生まれて本気で「良かった」と思える一瞬というのは、実は一口目の焼きサンマの身を口に入れた瞬間ではないか?と…なんと安上がりな日本感だろうか。と我ながら苦笑。
 それと、先日私と同じく一人暮らしをしてる後輩と話した時、お互いがどれだけずぼらかで自慢したことがありましたが(人間、どんなもんでも自慢になるもんです)、その時、得意料理の話になって、これ以上簡単な食べ物はないと言うことで、「焼き魚」と言ったところ、「凄いじゃないですか!」と言われたこと。あれ?焼き魚ってのは最もずぼらな食品じゃないのか?だって調理の必要ないし、ただ網に置いてレンジの栓捻るだけで出来るもんじゃないか。ひょっとして日本人って、そんなに魚食べなくなったんだろうか?単に一人暮らしの男はそんなもん食べてないのだろうか?私なんぞ自分で作る夕食の半分近くは焼き魚なのですが(苦笑)
 …とか思いながら、『スター・ウォーズ』のニュープリントを観ながら食事を終えました。
 …なんとなくネタとして思いついたので。

「一冊の本を作るには三年かかる。それを茶化し、間違った引用をするのには五行で足りる」<カミュ

 ずきっと来る言葉です。映画について語るというのは自分の思いを語ることであり、映画そのものは媒介に過ぎないわけですな。