「異邦人の血を一切まじえることなく、
あくまで古代市民の純血を守り抜こうという偏狭な政策はアテネでもスパルタでも、
その興隆に歯止めをかけ、さらに進んで衰亡を早める結果になった」<ギボン>

 他国との交流の大切な理由の一つです。ただし、これによって一方では国の固有性が失われることもあり得るわけですから、そのせめぎ合いが国が国であるための分水嶺となるのかも。