攻殻機動隊SAC2ndGIG 06
12話「名も無き者へ」
 これは本編そのもの。「個別の十一人」に関わる話だったはずだが、ラストの展開は一瞬唖然とするものの、その瞬間。「なるほど」と思う。こういう展開に持って行くのか!巧いなこれは。きちんと計算された物語の展開をしっかり出してる。しかし、これまでの事件の関わりが、実は全く意味がなかった…というか、個別の十一人自身の行動が実は支離滅裂だったという内容は、ちょっと理解するのが面倒くさい(これらの事件は実はちゃんと本編に入ってる)。計算尽くであったとしても、一見さんを排除するぞ。これは。
 ここではこれまであんまり出てくることがなかったボーマが結構個性出してる。
 かなり上質の部類に入る話だ。