攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 08
バンダイビジュアル (2004/10/22)
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おすすめ度の平均: 5
5 物語の構造が明確になる
5 タチコマの個性?
5 やっぱすごい!
16話「そこにいること」
 個別の十一人の生き残りクゼが半島で活動していたことを知った九課はイシカワを半島に派遣。帰国したイシカワはクゼの過去について分かっていることを語り出す。
 クゼの過去が語られる話。この世界は第三次大戦後の話だから、色々なところで紛争の火種は残っており、その一端が見られる話で、クゼも“半島”でサイボーグによる特殊作戦に従事していたと言うことが分かる。細かくPTSDについても語られている。
 面白いのは面白いけど、それにしても随分大胆な話だ。本シリーズは日本よりもアメリカでウケが良いとは聞くが、いきなり「IMPERIAL AMERICA」という文字が出てきてちょっとびっくりした。こんな事やってて大丈夫か?(これって士郎正宗の「アップルシード」で出てきたから、それとリンクしてるんだろうか?)。それに半島と言えば、当然朝鮮半島なんだろうが(出てくる住民がアジア系で、雪が降る半島と言えばそこしかないし)、これも時期的にはかなりやばい。そう言う意味では大変楽しめた作品だった。
 ところで、住民の中に入っていったクゼは「時々折り紙を折っていた」そうである。