2005-07-26 ■ 読書 屍鬼〈5〉posted with amazlet at 05.07.27小野 不由美 新潮社 (2002/02)売り上げランキング: 28,886amazlet.com で詳細を見る 徐々に屍鬼の群れに覆われていく外場。しかし敏夫の機転により、人間による反撃がついに開始された。昼に動くことが出来ないという不利点を最大限に突き、次々と屠っていく人間達。しかしその時、静信は既に屍鬼たちのただ中にあった… 屍鬼の最終巻。四巻の時点で、これからどうなっていくのか?と思わせておいて、この展開とは驚かされる。これまで色々と伏線としてあった物事がきちんと消化されているので、丁寧な作品としてよく分かる。副題のTo Salem's Lotが良く活かされていたし。かなり長い作品だけど、きっちりと全部をコントロールして物語を作り上げているので、全部通してみるとやっぱり良作。