ヨコハマ買い出し紀行 13 (13)
芦奈野 ひとし
講談社 (2005/07/22)
売り上げランキング: 207

 ようやく再建が終わったカフェ・アルファ。建物は元に戻ったものの、時はやはり流れていた。その中で外面的には変わることなく生きていくアルファの日常を描く。

 カフェ・アルファが無くなって既に6年という記述があって驚く。そんなに時が流れてたのか。ほんの小さな子供だったマッキももうアルバイトが出来る年齢になり、おじさんも徐々に老いていく。その時の流れを感じさせる一冊。たんなるほんわかした内容だけじゃなく、そういう寂しさをも感じさせてくれた。これは長期にわたって連載されたことの強味だろうが、こんなしんみりさせてくれる漫画なんて滅多にないよ。