フルメタル・パニックTSR
11話「彼の問題」
 ヴェノム探査任務を途中で放棄し、あてどなく香港を彷徨う宗介。その頃成果のでない探査に業を煮やしたミスリル本部はASの投入を決断。しかもアマルガムのゲイツの部隊も香港に向かっていた…
 鬱展開の話で、話自体はなにも進展してない。しかし、こういう作品でこそ真価を発揮するのが京都アニメか?充分見所はある。原作にはないミニストーリーを加えることで上手い具合に緊張感を持続させている。
 それにしても今回はやばい表現が多かった。香港の町に置かれてた死体にはウジが這ってて、ヤンがそれを恐れずに素手で触ってるシーンとか、冒頭でゲイツが「美少女の死体なら、色々使い道があるだろう」とか言ってにやつくシーンとか…やばいってお前は。そう言えば宗介が「俺は戦いしか知らない」とぽつりと語るシーン。確かにそれは格好良いんだけど、清掃員の作業服姿で、しかも見知らぬ人間に言ったら笑われるに決まってるよ。逆にアニメに慣れてると、こういうシーンが新鮮。