宇宙にいるフェイスレスから直接ゾナハ病原体の止め方を聞き出すため、鳴海、しろがね、そして仲町サーカスの面々はスペースシャトルを乗せた列車で一路飛行場のあるロシアへと向かう。だが一方、それを阻止すべく“最後の四体”を初めとする自動人形達も又、列車を目指していた。執拗な自動人形の攻撃により、一人また一人と仲間を失っていく面々…

 長きに渡って続いてきたこの物語もいよいよ終わりが見えてきた。これまでの全ての登場人物が一堂に会し、更に次々と退場していく。それに一抹の寂しさを覚えつつも、否応なく派手に盛り上がっていく。さあ、残す所はたった一巻だ。最後までつきあわせていただこう。