賭博師シェルに買われた少女バレットはシェルの手により生きながら焼かれてしまう。だがシェルの犯罪を暴こうと見張っていた二人組ドクターと金色のネズミの万能兵器ウフコックに助けられる。シェルの罪を告発するため、甦った体で証言台に立つことになったバロットだが…シリーズ第1作。

 前々から気になっていたタイトルだったが、いざ読んでみるとこれが実に面白い。というかはっきり言って驚いた。ここまでハードな作品を20代そこそこで描ける人がいたとは。単なる暴力描写や残酷描写に止まることなく、ストーリーやキャラの心情まで描き込んでる。かなり力業の部分はあるにせよ、読ませてくれる。