ダーク・タワー〈2〉運命の三人〈上〉 (新潮文庫)
ティーヴン キング Stephen King 風間 賢二
新潮社 (2005/12)
売り上げランキング: 71403

 黒衣の男から“タワー”へ行ける存在である事を告げられたローランド。だが、その直後事故に遭い、右手指2本を失う大怪我を負ってしまう。瀕死の重傷を負い死にかけたローランドが見つけたもの、それは“扉”だった。その扉はアメリカに住む麻薬中毒者エディに繋がっていた…

 一応今回も主役はローランドだが、部隊はいきなり70年代あたりのアメリカに変わっている。異世界からの侵入というのが著者の特徴だとするなら、これは侵入する側の方から描いてみた作品であると言えるか。大変興味深い。