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デセプション・ポイント〈上〉 (角川文庫)
posted with amazlet at 08.04.10
アメリカ大統領選一週間前、現職のハーパー大統領は旗色が悪く、対立候補のセジウィックの猛攻を受けていた。焦点は金食い虫のNASAで、現状を貫こうとするハーパーに対し、宇宙開発は民間に任せるべきとするセジウィック。世論は明らかにセジウィックの方に向いていた。そんな時セジウィックの娘で大統領府に勤務しているレイチェルにハーパーから特別な命令が下った。訳も知らされず、彼女が連れて行かれたのは、なんと北極だった…
「ダ・ヴィンチ・コード」よりも早く出された作品だが、はっきり言えばこちらの方が明らかに面白い。アメリカの政府組織の裏事情やSF的ギミック。NASAのあり方など、バランス良く盛り込まれてる。