痛し痒し

 ビデオで『ラブソングができるまで』を拝見。やる気を失っていた80年代のポップススターをヒュー・グラントが好演。それを支えるのがドリュー・バリモアという絶妙の組み合わせですが、中で使われてる曲がいかにも!と言った感じで、昔を懐かしんで思わず当時の自分自身を思い直してしまいました。
 当時の日本の歌謡曲は「ガキの聴くもんだ」と言い張り、「日本の歌はもう駄目だ」とか言いつつ、結局聴いていたのが当時流行のポップスだったという矛盾した青春時代でした。妙にその痛々しさというか生々しさが甦ります。

 それでも改めてだけど、80年代のポップスって、もはや懐メロなのか。という当たり前の事実を突きつけられた感じです。勿論20年以上も前の話なんだから、当然懐メロなんだけど、その頃のポップスを聴き続けていた自分からしたら、軽くショックだったりして。ええ。どうせ私は80年代で頭が止まってます。
 そう言えばトム・ハンクスが監督した『すべてをあなたに』は60年代ロックの話でしたが、80年代ポップスももうそう言う領域に入ってしまったのでしょうかね?ちと寂しい感じです。
ラブソングができるまで
すべてをあなたに