チャンバラ
今月のCOMICリュウの「勝つために戦え」は今度公開されるオムニバス映画『斬〜KILL』に合わせてチャンバラ映画について。チャンバラは三隅研次の時代で終わっていると言ってますが、それは撮影所の崩壊によって、徒弟システムが無くなり、剣劇の演出を継承する人間がいなくなってしまったからとのこと。思えば確かに徒弟システムというのは、ちゃんと意味があったのかも知れませんね。今はテレビの中で細々と残っているのを除けば、映画でのチャンバラは一から構築するか、あるいはかつての作品を観て自分なりの解釈で作るしかない訳です。言ってしまえば、それはチャンバラではなくアクション映画とするべき。
最後の所に押井守お薦めのチャンバラBEST5が載ってます。
1位「子連れ狼 死に向かう乳母車」(1972) 三隅研次
2位「人斬り」(1969) 五社英雄
3位「エクスカリバー」(1981) ジョン・ブアマン
4位「ラストサムライ」(2003) エドワード・ズウィック
5位「ロード・オブ・ザ・リング」(2001) PJ
…だそうですが、明らかにチャンバラではないのが含まれてるのがそれっぽい。1位の「子連れ狼」のみ未見。
自分なりに考えてみますと、私のベストだと…
1位「用心棒」(1961) 黒澤明
2位「眠狂四郎勝負」(1964) 三隅研次
3位「座頭市」(2003) 北野武
4位「スター・ウォーズEP1」(1999) ジョージ・ルーカス
5位「マクベス」(1971) ロマン・ポランスキー
…って所です。見事に重なってませんな。