新展開

 「新仮面ライダーspirits1」読みました。掲載誌を変えての第1巻ですが、話はいきなり過去に帰り、仮面ライダー1号と2号編。テレビでは藤岡弘の怪我によって2号ライダーが突然現れたのですが、その間に何が起こったのかを描いた作品になってました。「仮面ライダー」におけるミッシングリンクを描こうという試みか。しかし、これもし全ライダーでやったら、数年はかかりますよ。その間、腕を契られたアマゾンはそのまんまか?
 それで、ミッシングリンクというと、色々考えます。「仮面ライダー」での最大のミッシングリンクはこれに当たりますが、V3になると、やっぱり不明だった本郷猛と風見志郎の大学時代の交友か?「X」になると、中途半端に終わった霧子のサイドストーリーが作れるし、「アマゾン」は、唯一改造シーンがTVでは描かれなかったのでそれか?「スカイライダー」だと、突然去った志度博士との関係だろうし、「スーパー1」だと、さらりと流された赤心少林拳の特訓が描かれることになるでしょう。ただ、「ストロンガー」は既に本編でかなり過去とかその後とか描かれてるからなあ。思いつきません。
 ラストの対談で千葉次朗氏が大野剣友会の面々に本気で蹴り入れられたとか書かれていたのは、結構笑えました。そう言えば千葉真一実弟だから、JACの回し者と見られても仕方なかったか。思いつかなかったよ。
 ただ、はっきりしてるのは、作者の村枝賢一は本当にライダーが好きなんですねえ。
新仮面ライダーSPIRITS 1 (KCデラックス)