「『彼』という一人の人間は日本にはいなかった。
彼の背後には村があり、家があり、彼の死んだ父母や祖先がいる。
村や家や父母や祖先の全てを背負った総体である」<遠藤周作

 これが日本の特色。良きこともあり悪きこともある。近代化はこれを「悪」と断定してしまったために現在のひずみを生じているのは確かなんですけど。