ユンカース・カム・ヒア
木根 尚登
角川書店 (1993/03)
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 16歳の少女麻生瞳は、ロンドン旅行中、ペットショップで一匹のシュナウツァー犬と出会う。その犬をユンカースと名付けた瞳が日本に帰ると、なんとユンカースは日本語を喋れるようになっていたのだった…ここから始まった二人(?)の生活は…

 元TMNメンバーの著者が描き出す、言葉を喋る不思議な犬を中心としたファンタジー。たまたま映画版の『ユンカース・カム・ヒア』をレビューしようと思い立ち、それで本作を読んでみたのだが…出来は「お粗末」の一言に尽き、文体も大変読みにくい。これで映画の出来が良いのだから、面白いものだ。