愛国者のゲーム〈上〉
トム クランシー 井坂 清 トム・クランシー
文藝春秋 (1989/05)
売り上げランキング: 129,429


 家族と共にロンドン旅行中のライアンは偶然そこで皇太子家族がテロリストに襲われる現場を目撃してしまう。海兵隊時代の習性から思わず飛び出し、皇太子一家を救うことになったライアンはイギリス全土から英雄として称えられることになる。しかし、これは家族がアイルランドの過激派組織と関わりを持つ事に…

 随分前から積ん読で放りっぱなしにしていた(考えてみると10年以上も放置してた)本で、最近月一冊くらいは読み応えのあるものを読んでみよう。という気分になってるので、丁度良い機会だから読み始め。「レッドオクトーバーを追え」ではCIA情報部職員として登場していたライアンがここではCIAに入るまでを描くことになる。これまで読んできたクランシー作品(と言っても順番通り「レッドオクトーバーを追え」と「レッドストーム作戦発動」だけだが)と較べ、テクノロジーではなく、普通の冒険小説っぽく仕上げられてるのが特徴か。