世界的な富の格差が広がる中、現在最貧国であるアフリカの各国は深刻な事態に遭遇している。アフリカに長く住んでいた著者が、自身の見たアメリカの現状と、統計に見る現在の状況というものを描き、特にそこで虐げられる女性と子供の悲惨さについて考察した作品。

 アフリカとは“遠い国”というイメージしかなく、実際に私には理解出来ないことも多い。しかしなんとも切実な話である。特に病気と戦闘というのは、大人の事情で起こり、その結果全ての被害は子供達に来ている。それに、本当に明日は我が身なのかも知れないぞ。