本物の宇宙怪獣を前に突然敵前逃亡してしまったバスターマシン7号ことノノ。残された地球は最強のトップレス、ラルクを中心とした最終作戦を展開しようとする。人類を生き残らせるため、地球そのものを武器にしようとした作戦の前に…
 いよいよ本作が最終巻。1と較べ、ほんの僅かストレートさとは別物で展開してきた本作が、最終巻で突然正統的な特攻ものになったのは狙いとは思う。これまで名前のみ出てきたダイバスターが何であるかもここでようやく分かったし、トップレス総勢でのアクションも見応えあり…
 褒める要素は多いのだが、残念ながら燃えない。理由は明らかで、尺が短すぎたのだ。この30分程度でタメからカタルシス、そして1とつながるラストまでたたみ込む構成の巧さは認めるけど、これでは足りなすぎ。せめてもう一話は必要だったし、これまでにもトップレスの面々の紹介があって然り。1〜5巻を再構成出来たら良い作品になったろうにねえ。