ジパング (24)
ジパング (24)
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かわぐち かいじ
講談社 (2006/07/21)

 ついに原爆は完成した。それを手にした草加を阻止するため、角松は“みらい”奪還を決意する。四面楚歌の中、しかも“みらい”には燃料もない状態で彼らに勝機は?そして原爆を手にした草加が打つ次の手とは?

 これまでどうにもすっきりしなかった“みらい”の位置づけが、ようやくはっきりしだした。ようやく風呂敷が畳まれ始めたと言った所だろうか。政治的な駆け引きも含め、又面白くなってきた所。

 ただ、著者の懐の深さだけじゃなく、実際著者自身が迷いつつ描いてるのかも知れない。そんなことを感じさせられもする。