ボクのセカイをまもるヒト
谷川 流 織澤 あきふみ
メディアワークス
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 独自の価値観のまま行動する姉という存在を除けば、平和主義のごく普通の高校生朝凪巽の日常は、ある日を境に全く変わってしまった。突然現れ、巽を「守護する」と称して町中で殺人兵器をぶっ放す幼女や、その攻撃を全くものともせず素手で渡り合う“妖精”の少女…お陰で家は全壊し、二人の女の子にまとわりつかれる羽目に陥った巽の、それでも新しく構築される日常を描く。

 一応著者のシリーズは本シリーズで終わるはず。出来は完全にベタベタで、「電撃!!イージス5」系統の次なるシリーズであることは分かる。それでもこっちの方は結構好感を持ってる。

 思うに、私の好みは世界観が先にあって、それに合わせてキャラを作ってる作品は好きなんだが、その逆には拒否感を覚えてしまうのではないか?と思うのだが…