DEATH NOTE (4)
DEATH NOTE (4)
posted with amazlet on 07.05.24
大場 つぐみ 小畑 健
集英社 (2004/11/04)
売り上げランキング: 65515

 突如現れた“第2のキラ”。LとLの捜査本部に出入りするようになった本物のキラである月は、予測できない事態に直面して対処を迫られる。Lに協力するふりをしてなんとか第2のキラと接触をとり、味方に付けようとする月だが、事態は意外な方向へ向かう…

 キラ対Lの構図が明確化したと思った途端不確定要素が入り込んできた。映画の方でこの展開は分かっていたつもりだったけど、まさに不確定要素と言うべきミサの闖入によって月側にも、L側にも混乱が見られるようになってきた。本作の面白さというのは純粋な推理劇というより、時折予測も出来ない偶然の事態が入り込み、事態を再構築していく所にあるのかも知れない。推理劇にするとマンガである魅力が半減するから。よく練られた作品であることは確か。