ハンニバル・ライジング 下巻
トマス・ハリス 高見 浩
新潮社 (2007/03)
売り上げランキング: 3647

 紫夫人の元で成長したハンニバルは、ついに復讐を開始。あの事件の関係者を洗い出し、次々に血祭りに上げていく。だが彼の活動は様々な場所に波紋を投げかける事になる。狙う立場でありつつ、狙われる立場に立たされる事となったハンニバルだったが…

 とりあえず終わったけど、これまでの著者作品にあったどんでん返し性もハンニバルの異常性も全くなし。実際これがハンニバルである理由が全然感じられないのが痛かった。ひねりが全然無いので、素直に読めてしまうのだけが強味か?無理矢理作り出したんだろうか?折角良い設定なんだから、もっと異常なシチュエーションがほしかったかも。