紅鶴城の幽霊 グイン・サーガ 114
栗本 薫
早川書房 (2007/06)
売り上げランキング: 6727

 波乱含みでどんどんクムに取り込まれていく他の同行者たちを尻目に、幽閉されて蚊帳の外に置かれていながら、唯一安全な立場にあったフロリー。だが偶然外の空気を吸いに外に出た所、なんとクム王タリクと遭遇してしまう。それで何故かタリクに気に入れられてしまったフロリー…

 本来全部合わせても外伝か、せいぜい1〜2巻あれば終わるはずの話がどんどん拡大していく。いい加減にしろ。という感じで話が展開していくのだが、こんな回り道ばかりしていて本当に著者が生きている間に終わるんだろうか?だんだん本気で心配になってきたぞ。