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ついにニアと対峙する月。キラを月と断定し、何としても逮捕したいニアも、魅上を使ってニアを殺そうとする月もこの日のために周到に用意をしてきたが、その知恵比べの結果は?そしてこの物語の結末は…
いよいよ最終巻。ニア対月の対決が描かれる訳だが、敵はニアだけでないというのが本作の肝になっていた。知恵比べ自体は月はニアを上回っていたが、メロの動きが問題だった。なるほどそれで敵は二人にしていた訳だね。この作品そのものを総括するに、単なる頭の良さではなく、様々に起こる予想外のトラブルにどう対処していくかの方が重要になっている。改めて考えると、これは新しいタイプの作品だったんだな。
しばらく出番がなかったリュークが最後にちゃんと死神としての存在感を見せているのも良し。