マルドゥックの裏組織を束ねるニードル一族に関わる事になったボイルド達スクランブル09の面々。組織に追われる事となったニードルの娘ナタリアの保護に向かうボイルドの前に凄腕の傭兵達カトル・カールが立ちふさがる。彼らは一体誰に依頼されたのか?そして09とカトル・カールの勝負の行方は?

 2巻に入り、描写はますます過激に、筆運びも映える。特に特徴のあるアクション主体の文体は慣れるのが大変だが。

 それにしてもほとほと感心するのは、カトル・カールの変態っぷり。全員が全員激しいサディストなのだが、全員傾向がまるで違う。よくここまで無茶苦茶なキャラを考えついたものだ。その描写だけでも感心するよ。