餓狼伝 21 (21) (アッパーズKC)
夢枕 獏 板垣 恵介
講談社 (2007/12/21)

 先の対戦で満身創痍となりながら長田の前に立つ鞍馬。空手の大会でありながら同門のプロレスラー同士の決着は?そして身につけた殺人技を敢えて姫川に使うと宣言する古武術の畑。いよいよ準決勝戦の決着が付く。

 鞍馬VS長田はこの大会における一つの最高の見所だと思ったのだが、決着はあまりにも簡単に付いてしまい、結構唖然。まあでもプロレスラーにとっては、どんな怪我をしていたとしても、リングに上がった時点でベストコンディションと見なされるし、その前提で多々カワウ事になる。これがプロというものか。とは思えるけど。毎回言ってるような気がするけど、主人公の立場は?