伝統と文明

 『トム・ヤム・クン』を拝見。
 『マッハ』のヒットでタイの映画も日本に入ってくるようになりましたね。これまで私が観たタイ製映画と言えば
こんなの位。
でもタイ製作品で共通しているのは、「伝統と文明」のどちらを取るか?という選択では、確実に「伝統」の方を取るんですよね。
それを観ていると、ぶれない戦いが演出できるのは結構羨ましい。という気持ちにさせられます。
今の日本の作品だと、「何のために戦うか」という動機付けが難しいのですな。
「国のために戦う」は基本自粛だし、「愛のために戦う」は陳腐すぎて使われない(最近では「ウテナ」くらいだろ)。
だと、動機付けは積極的な意味では「仲間のために」としか出来ない状態。後は「とにかくなんだか分からないけど攻められてるから死にたくなくて仕方なく戦う」という極めて消極的なものになってしまう。結局これが量産されてる状況ですな。
もう少ししっかりした動機を今は必要としているのかもしれません。

…ということで、結構「マクロスフロンティア」は以降どのような動機付けされるのか期待してます(これが結論かい)。
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