天地無用!GXP 4

 生体強化を受けた西南は、その体に慣れるため雨音、霧恋、エルマとの共同生活に入ることに。しかしそれは更なる大騒ぎへと展開していく。メイドとしてやってきた珀蓮、玉蓮、火煉、翠簾の四人に、アイリや学校の先輩である美希までもが続々と西南の元へとやってくるのだった。そんな西南のどたばた日常を描く第四弾。

 前巻が出てから早一年。設定とか忘れているところが結構あったが、相変わらず伏線とネタ晴らしがそこらかしこに出てくるため、読んでいて大変楽しい。実質的にはアニメ版の7話と8話だけの話なのだが、アニメの後半になって登場したキャラも多数登場。更にオリジナルキャラまでが登場。という事で、アニメとは大分毛色が異なった印象を受ける。まあ、これを未だに楽しみに待ってる人間なんてそうはおらんだろうけど。

 「オタクは卒業できない」とはよく言ったもので、長らく封印していた時代があっても、たった一本の作品がこの世界に引き戻す事があります。私にとっては間違いなくオリジナル版の『天地無用!』が間違いなくその一本…という事で、かなり呪いに近いものがあるのですが、色々揶揄されつつ、アニメは全部観てしまいました(と言うよりOVAから始まった正伝の方はDVDと小説全部持ってますし)。
 色々言われるけど、「何で天地無用なの?」と言われると…何でなんでしょうね?最近は本当に呪いのように思えてきました。
 現在はオリジナル版で監督・キャラデ・脚本・設定全てを一人でやったという(言ってしまえばオリジナル版はプライベート・フィルムに近い)梶島正樹氏によるGXPの小説版が展開中。毎回楽しみに待っておりますが、これ読んでる時は他の人に絶対姿を見られたくありませんな。自分でも表情がゆるみきってる自覚ありますから。