二回目

 上京ついでに『スカイ・クロラ』二回めの鑑賞してきました。
 先にあれだけ無茶苦茶書いておきながら、二回目観るとずいぶん印象が変わるもの。いきなり好意的な感じに変わってしまいました。もちろんやっぱり違和感はあるし、基本線は変わってませんけど、やはりこれは書き直しが必要なようです。というか、すでに新しいレビューを書き直しつつありますが。
 押井監督の初実写作品に『紅い眼鏡』という作品がありました。あそこのラストは元々、紅い少女が眼鏡を拾って、紅一に眼鏡を手渡すという、いわば円環をなす終わり方だったそうです。今回のこの作品であえてああいったラストを取らせたのは、そのことが念頭にあったからなのかもしれません。
 私はちょっと原作至上主義に陥ることがあるらしく、一回目の時は、原作との改変にひっかかりを覚えてしまったのもあったのかも。