読めた。

 「ウォッチメン」の原作をようやく読めました。全部読み終えるまでに4時間程度。普通の本の倍以上に時間がかかりましたが、やっぱりこれ凄いですな。ヒューゴ賞受賞は伊達じゃないってか。

 ただ、映画とは所々異なった点もあります。ラストシーンで世界中に現れて爆発するのは、原作では軟体動物を思わせる(宇宙生物と思わせたがった)生物兵器だったけど、映画ではそれをマンハッタンのコピーにしている。これは正しい方法だろう。一方、原作ではどれほどコメディアンがまともだったかを幾度も語っているが、映画ではその部分が抜け落ちていることなどがあるでしょうか。
 ただ、ラストシーンでは、あの直後、血に染まった終末時計が12時を指している印象的なシーンがあったのですが、あれはやはり、核戦争は不可避だったと言う事を示したシーンだったのかもしれません。
 そうすると、映画のラストの意味深げさは別な意味を持って見えます。
WATCHMEN ウォッチメン