やっと暇が出来た
ので、今週は一本観られました。
『悪人』
どしっとした作りの真面目な作品ですが、今年に入って『ヒーローショー』とか本作とか、これまでに作られなかったものが作られ始めた気がします。ひょっとしたら10年代のトレンドになるのかも知れませんね。
ビデオで当たりは2本。
『コッポラの胡蝶の夢』
10年ぶりの監督作だそうだけど、色々面白い一方、色々残念。もうちょっと話に一貫性があったら傑作になってたかもしれません。でも、逆に客に媚びない作りは、これこそがコッポラが作りたかった作品の証なのかも。
『僕らのミライへ逆回転』
映画好きな人間にとってはたまらない作品ですな。映画には刹那であっても夢があるってことをよく示してます。映画そのものに力があるってのは、『マジェスティック』でも描かれてたけど、こっちはそれをコメディでやったのが面白いところです。どことなく『ニュー・シネマ・パラダイス』っぽさもあるけど、それも又皮肉になってる。ジャック・ブラックは芸達者だけど、やっぱりコメディがいいな。