五毒拳

 一昨年くらいから調べ物をすると時折出てくるタイトルで、結構気になってた作品です。ようやくレンタルにて鑑賞。
 よく検索でヒットするようになったのは、本作が『キル・ビル』の元ネタの一つとなり、昨年の『獣拳戦隊ゲキレンジャー』では、モロパクられていたからでした。
 ここに登場する五毒門は、それぞれムカデ、ヘビ、サソリ、イモリ、ガマという、一見妙な動物をモティーフとした拳法ですが、彼らがかぶる仮面はそのまんまゲキレンジャーで登場。まんま五毒拳使いも登場します。モティーフや技の特性まで同じなので、それだけで笑ってしまいました。
 本作に登場する拳法は実在するものではありませんが、チャン・チェ監督はこういう創作をさせたら香港映画では右に出るものがいないという人物らしいですね。残酷な描写も結構あり。まあ、血糊が全部赤い墨汁なんですが(笑)。色々アラはあっても、物語の展開が面白く、香港映画のノリ好きな人は観て欲しい作品です。
五毒拳